ネイルから広げるアピアランスケア
~化学治療で爪が痛んでいる方へのネイル支援~
化学治療を行っている患者さんはお薬の副作用で、爪の変色や変形、薄くなったり、黒ずんだり、剥がれるなど、さまざまです。この事業では、医療機関さまを介して、乳がん患者さまへ渡される間接的な支援となります。協働している株式会社IMLの「Cirila」ブランドより、年間売り上げの数%から、化学療法を行っている病院さまにネイルをご寄付されます。是非自院に通院されている乳がん患者様へお渡しいただければと思います。
(お申込みは患者個人からではなく化学療法を自院で行っている医療機関に限ります。)
(お申込みは患者個人からではなく化学療法を自院で行っている医療機関に限ります。)
抗がん剤によって細胞分裂や増殖が損なわれ、爪が変形、変色が起こると考えられています。
乳がん治療ののひとつに抗がん剤による薬物療法があります。抗がん剤には副作用があり、その副作用の一つに爪への影響があります。原因としては、皮膚の基底細胞の細胞分裂や増殖が阻害されたり、メラニンを生み出す細胞が活発になったり、爪の成長が阻害されて起こると考えられています。
爪に障害を起こす可能性のある抗がん剤 には、フルオロウラシル(5-FU)TS-1、 カペシタビン(ゼローダ)、ドセタキセル (タキソテール)、パクリタキセル(タキソール)、シタラビン(キロサイド)、 一部の分子標的薬などが挙げられています。
抗がん剤の副作用の程度や時期は個人差がありますが、7~8週目頃から症状が現れることが多いと言われています。
爪はシマシマ模様ができたり、爪のピンクの部分が面積が減る、つまりは爪が少し剥がれてきているような感じになったりします。ピンクの部分まで切ると深爪のようになってしまったり、足は内出血のような感じになりました。肌も乾燥したり、肌の色も浅黒くなっていたように思います。(Nさん体験談)
しかし、これらの症状は指の爪で半年、足の爪では1年ほどで元通りに再生します。抗がん剤治療中はこのように爪の変色や爪が脆くなってしまうことがあります。その場合はマニキュアやネイルチップを使い、爪先の保護と共におしゃれを楽しむ方法があります。
参考文献:国立がんセンター中央病院看護部
シリラのネイルを、病院へ
ご寄付されたネイルを、がん患者さんが通う病院へお届けします。
全国の病院が対象です。提供は無料です。
自院に通うがん患者さまのためにお渡しください。
*お申込みは以下のフォームより随時受け付けています。
令和5年度 寄付実績
〇社会福祉法人日本医療伝導会総合病院 衣笠病院
〇神奈川県立がんセンター
〇藤沢市民病院
〇医療法人湘和会 湘南記念病院
〇昭和大学北部病院
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社会福祉法人日本医療伝導会総合病院 衣笠病院さま |
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医療法人湘和会 湘南記念病院乳がんセンター さま |