乳がんに負けない世の中に
すべての女性にブレストアウェアネスを
この活動も気が付けば丸三年、もうすぐで4年目になっていこうとしております。
一医療従事者に過ぎない私たちがこうして活動を広げ持続していくことができているのはひとえに、私たちと思いを同じくし支えてお力添え下さっている皆様方のおかげです。
「啓発」というのは自分の発信した声や行動が届いているのかが見えにくいです。
そんななか、この活動していて一番うれしいのは、「私たちの検診イベントがあったから受診したんだ」という声や、「おかげで早期発見でした」といった声です。
乳がんを経験した女性たちやご家族の皆様の中にも自身の経験を伝えたいと思っている方はたくさんいらっしゃいます。一人の力じゃ小さなことしかできなかったとしても、一人一人が力を合わせれば、大きなこともできるということを実感しています。
「すべての女性にブレストアウェアネスを」
これが昨年度から引き続き今年度も乳がん予防医学推進協会の基本理念です。
普段私は診療放射線技師として勤務しており、乳がん診療や検診等に従事しております。日々勤務しているなかで乳がん検診を受けず、受けられずで自覚症状が出てから外来受診された30代ー70代の女性たちが検査の結果乳がんとわかって涙する姿を幾度となく見続けてきて「このままではいけない。」と常々思っていました。
そんな時アメリカ在住、乳がん再発の日本人女性が 子の生活費と学費が心配で自身の治療に専念できない。治療に専念するためにファンディングを募っていたことがきっかけで(その彼女は私の親友の職場の同僚でした) 私は彼女をファンドする資金を作ろうと思い、何か出来ないか?と色々模索していましたが、その最中彼女はこの世をさりました。
「乳がんで悲しい思いをする人を減らしたい」
そんな思いから一般社団法人 乳がん予防医学推進協会を立ち上げるにいたりました。
私は医療従事者なので、私達が守っているのは「命」だと思っています。
「命」を守るということはそのままその人だけでなく、その人の周りの「未来と可能性と笑顔」をも守る事だと思っています。
子を持つ母親として、働く女性として、乳がん検診に携わる医療従事者として多角的なアプローチによって啓発、受診環境整備、がん教育を同時に行ってくことで乳がんの早期発見につなげていけるように活動をしてまいります。
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